【広尾・白金・恵比寿】春になると「なんとなくだるい」のはなぜ?自律神経と季節の変わり目の関係

2026/3/20

この記事でわかること

  • 春に体調を崩しやすい医学的な理由

  • 自律神経の乱れが引き起こす具体的な症状

  • 今日からできる3つのセルフケア

  • 広尾・白金・恵比寿エリアで受診できるクリニックをお探しの方へ


「春バテ」は気のせいじゃない

毎年この時期になると「なんとなくだるい」「朝起きられない」「頭が重い」と感じる方が増えます。広尾や白金、恵比寿エリアの病院にも、春になると体調不良を訴える患者さんが多くいらっしゃいます。

「気持ちの問題かな」と思いがちですが、これは医学的に説明できる体の反応です。

春は一年のうちでもっとも自律神経が乱れやすい季節。その理由を順番に解説します。


そもそも自律神経とは?

自律神経とは、心臓・血管・消化器・体温調節など、意識せずに動いている体の機能を24時間コントロールしている神経系のことです。

「交感神経」と「副交感神経」の2つがバランスを保ちながら働いています。交感神経はアクセル(活動・緊張)、副交感神経はブレーキ(休息・リラックス)の役割を担っています。

このバランスが崩れると、疲れているのに眠れない・だるいのにやる気が出ないといった、一見矛盾した症状が同時に現れます。

「自律神経失調症」という言葉を聞いたことがある方も多いと思いますが、これは特定の病名ではなく、自律神経のバランスが乱れた状態を指す総称です。


なぜ春は自律神経が乱れるのか

原因① 寒暖差が大きい

3〜4月は、朝晩と日中の気温差が10℃以上になる日が続きます。渋谷区や港区など都市部は建物の間を風が抜けやすく、体感温度の変化が特に大きい傾向があります。

自律神経は体温や血圧をコントロールする役割を担っています。急激な温度変化が続くと、体の調節機能が常にフル稼働を強いられ、疲弊していきます。

これがだるさや頭重感の大きな原因のひとつです。

原因② 気圧の変化

春は低気圧と高気圧が頻繁に入れ替わる季節でもあります。

気圧が低下すると、体内の血管が膨張し、神経が刺激されやすくなります。頭痛・めまい・倦怠感を感じやすくなるのはこのためです。白金台や麻布など高台のエリアにお住まいの方も、気圧の変化の影響は同様に受けます。

原因③ 花粉症との合併

スギやヒノキの花粉が飛散するこの時期、花粉症の症状が自律神経をさらに乱します。広尾や白金高輪など緑が多い閑静なエリアは、花粉の飛散量も都心より多くなる場合があります。

くしゃみや鼻水で睡眠が浅くなると、翌日の疲労感が倍増します。

原因④ 生活リズムの変化

年度末・年度始めは、異動・転職・進学など生活環境が大きく変わる時期です。渋谷区・港区・目黒区は企業やオフィスが多く集まるエリアでもあり、この時期に環境の変化を経験される方が特に多い印象があります。

新しい環境への適応は、心理的なストレスだけでなく、睡眠リズムや食事時間の乱れも引き起こします。これが自律神経の調節をさらに難しくします。


自律神経の乱れが引き起こす主な症状

症状

解説

倦怠感・だるさ

エネルギー消費の増大による疲弊

頭痛・頭重感

血管の収縮・拡張の繰り返し

眠いのに眠れない

交感神経・副交感神経の切り替え不全

食欲不振・胃もたれ

消化器系の機能低下

気分の落ち込み

セロトニン分泌の減少

めまい・立ちくらみ

血圧調整の遅れ

これらの症状が複数重なって「なんとなく不調」という曖昧な感覚になります。広尾・白金・恵比寿周辺にお住まいで、こうした症状が気になり始めた方はご参考にしてみてください。


春の不調セルフチェックリスト

以下の項目に3つ以上当てはまる場合、自律神経が乱れているサインかもしれません。

  • 朝、起き上がるまでに時間がかかる

  • 日中に強い眠気が来る

  • 夕方になると頭が重くなる

  • 気温の変化で体調が左右されやすい

  • 食欲にムラがある

  • 気分の波が大きく、些細なことが気になる

  • 肩こり・首こりがひどくなった

  • 週末に寝込むことが増えた

当てはまる項目が多いほど、体が季節の変化に追いついていないサインです。まずは後述のセルフケアを試し、改善が見られない場合はご受診をご検討ください。


今日からできる3つのセルフケア

① 毎朝、同じ時間に起きる

体内時計のリセットにもっとも効果的なのは、「起床時間を固定すること」です。

就寝時間が多少ズレても、起きる時間を一定に保つだけで、自律神経のリズムが整いやすくなります。週末の「寝だめ」も、1〜2時間以内に抑えるのが理想です。

② 起きたら朝日を浴びる

起床後15〜30分以内に窓を開けて日光を浴びると、体内時計がリセットされます。

日光を浴びることで「セロトニン」が分泌され、夜には「メラトニン」に変換されます。これが自然な眠気につながり、睡眠の質が上がります。有栖川宮記念公園や広尾公園などで、朝の散歩がてら日光を浴びるのもおすすめです。

③ 湯船に浸かる

シャワーだけでは体の深部体温が十分に上がりません。

38〜40℃のぬるめのお湯に15〜20分浸かることで、副交感神経が優位になり、体がリラックスモードに入ります。就寝1〜2時間前の入浴が、もっとも睡眠の質を高める効果があります。


こんな場合は、広尾・白金のクリニックへご相談を

セルフケアを試しても以下のような症状が続く場合は、ほかの原因が隠れている可能性があります。お近くにお住まいの方は、お気軽に当院へご相談ください。

  • 2週間以上、倦怠感や気分の落ち込みが続いている

  • 朝、体が動かないほどのだるさがある

  • 動悸・息切れ・めまいがある

  • 食欲がなく、体重が減っている

  • 夜中に何度も目が覚める

甲状腺の異常・貧血・うつ病など、似た症状を持つ疾患が隠れている場合があります。血液検査などで原因を調べることができます。


よくあるご質問

Q. 春バテと五月病は違うのですか?

春バテは3〜4月の気候変動による自律神経の乱れが主な原因です。一方、五月病は5月のゴールデンウィーク明けに新環境への適応疲れが表面化するもので、心理的なストレスの影響が大きいとされています。症状は似ていますが、発症のタイミングと主な原因が異なります。どちらも放置すると長引くことがあるため、気になる方はお早めにご相談ください。

Q. 病院に行くべきか、様子を見るべきか迷っています。

目安は「2週間」です。セルフケアを続けても2週間以上症状が改善しない場合、あるいは日常生活や仕事に支障が出ている場合は受診をおすすめします。広尾・白金エリアにお住まいの方は当院へお気軽にご相談ください。血液検査で甲状腺や貧血などほかの原因を除外することができます。

Q. 子どもや若い人でも自律神経は乱れますか?

はい、年齢に関係なく起こります。特に新入学・新入社のタイミングと春の気候変動が重なる10代・20代にも多く見られます。「なんとなく学校や会社に行きたくない」という気持ちが、実は自律神経の乱れからきているケースもあります。


まとめ

春の不調は「サボりたい気持ち」でも「根性が足りない」わけでもありません。

気温・気圧・環境の変化に体が懸命に適応しようとしている、生理的な反応です。

恵比寿など周辺エリアにお住まいの方で、「最近なんとなく調子が悪い」と感じている方は、まず「起きる時間を固定する」「朝日を浴びる」「湯船に入る」の3つを試してみてください。

それでも症状が続くようであれば、ひとりで抱え込まずにご相談ください。


執筆者・監修者・運営情報

◼️ 執筆者
大野 安将(おおの やすまさ)

◼️ 監修者
鈴木 崇文(すずき たかふみ)

  • 麻酔科専門医

  • やさしいクリニック 広尾 白金

  • 日本麻酔科学会 所属

  • 日本内科学会 所属

  • 日本集中治療医学会 所属

  • 日本心臓血管麻酔学会 所属

◼️ 運営主体
診療所名:やさしいクリニック 広尾 白金
標榜科目:内科 皮膚科 アレルギー科 ペインクリニック内科
電話番号:03-6456-4990
郵便番号:150-0013
住所  :東京都渋谷区恵比寿2丁目31-3 O-KA building 3F
URL  :https://yasashii-clinic.jp

◼️ 最終更新日
2026年3月20日

◼️ 免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断や治療の代替にはなりません。症状がある場合は必ず医師にご相談ください。記事の内容は執筆・監修時点の最新情報に基づいています。

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