お知らせ
【都立広尾病院の佐藤敏秀先生にご来院いただきました】脊椎内視鏡手術(FESS)という治療選択肢
2025/12/13
本日、当院「やさしいクリニック 広尾 白金」に、地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立広尾病院 整形外科より佐藤 敏秀(さとう としひで)先生と、患者・地域サポートセンター 地域連携グループの澤田 剛(さわだ つよし)様にご来院いただき、打ち合わせを行いました。
佐藤先生は、東京都立広尾病院 整形外科にて外傷センター医長として診療に従事されており、専門分野は脊椎疾患および脊椎最小侵襲手術です。
本日は、当院からお送りさせていただいている多くの患者様や、地域医療における病診連携などについて、時間をかけて意見交換を行いました。
お忙しい中、当院まで足を運んでいただき、直接お話しする機会を頂戴できたことに、心より感謝申し上げます。

地域医療において「病診連携」が果たす役割
医療機関には、それぞれ異なる役割があります。また、クリニックと総合病院では、設備、診療体制、対応できる範囲が異なります。
重要なのは、どこが優れているかではなく、どのタイミングで、どの医療機関につなぐかという視点です。
当院は、内科・皮膚科・アレルギー科・ペインクリニック内科を標榜する渋谷区・港区の地域のクリニックとして、
体調不良の最初の相談
緊急性の有無の判断
慢性疾患の管理
疾患のスクリーニング検査医
といった役割を担っています。
一方、東京都立広尾病院は、
精密検査
専門医による高度な診断
保存療法から手術療法までを含む専門的治療
を担う、地域の基幹病院です。
今回の打ち合わせでは、それぞれの役割を前提とした、より円滑な連携の在り方について実務的な意見交換を行いました。
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首や腰の痛み、しびれは「よくある症状」だからこそ注意が必要
首の痛み、腰の痛み、手足のしびれは、年齢や性別を問わず、多くの方が経験する症状です。
そのため、
「年のせいだから仕方ない」
「しばらく様子を見れば治るだろう」
と我慢してしまう方も少なくありません。
しかし、これらの症状の背景には、さまざまな原因が隠れている可能性があります。
脊椎疾患とは何か― 神経の通り道で起こる変化 ―
背骨(脊椎)の中には、脳から続く脊髄や、そこから枝分かれする神経が通っています。
この神経が、
圧迫される
引き伸ばされる
炎症を起こす
ことで、痛みやしびれ、力の入りにくさなどが生じます。
代表的な脊椎疾患には、次のようなものがあります。
腰椎椎間板ヘルニア
椎間板は、背骨と背骨の間でクッションの役割を果たしています。この椎間板が変性・突出し、神経を圧迫すると、腰からお尻、脚にかけて痛みやしびれが出ることがあります。
腰部脊柱管狭窄症
加齢などにより、神経の通り道である脊柱管が狭くなる状態です。
特徴的なのは、
歩くと脚がつらくなる
少し休むと楽になる
といった症状で、「間欠性跛行」と呼ばれます。
頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症
首の骨の変化により、神経が圧迫されることで、
首の痛み
肩や腕、手のしびれ
細かい作業がしづらい
といった症状が現れることがあります。
すべての痛み・しびれが「脊椎疾患」とは限りません
重要なのは、症状があっても、必ずしも脊椎疾患とは限らないという点です。
内科的な疾患、たとえば、
末梢神経障害
血流障害
代謝異常
感染症
などが原因となる場合もあります。
そのため、最初に症状を整理し、全身的な視点で評価することが大切です。
治療は「保存療法」から検討されます
脊椎疾患と診断された場合でも、すぐに手術が必要になるケースは多くありません。
多くの場合、
薬物療法
リハビリテーション
生活指導
注射治療
といった保存療法がまず行われます。
症状の経過や日常生活への影響を見ながら、治療方針が検討されます。
手術療法が検討されるのはどのような場合か
保存療法を行っても、
痛みやしびれが強く続く
日常生活に大きな支障がある
神経障害が進行している
といった場合には、専門医の判断のもとで手術療法が検討されることがあります。
脊椎内視鏡手術(FESS)について― 都立広尾病院が情報提供している治療法 ―
東京都立広尾病院では、全内視鏡下脊椎手術(FESS:Full Endoscopic Spine Surgery)について、公式資料や動画を通じて情報提供が行われています。
公開されている一般的な説明では、
皮膚切開は約8mm
内視鏡を用いてモニターで確認しながら手術を行う
術後比較的早期からの歩行が可能とされている
健康保険が適用される
といった特徴が紹介されています。
「低侵襲手術」という言葉について
「低侵襲」という言葉は、身体への負担をできるだけ抑えることを目指した治療を意味します。
一方で、
すべての方に適しているわけではない
病変の状態によっては別の治療法が適する場合もある
という点も重要です。
治療法の選択は、専門医が検査結果や症状を総合的に評価した上で行われます。
動画で理解する脊椎内視鏡手術
東京都立広尾病院では、脊椎内視鏡手術について解説した公式動画を公開しています。
▼ 都立広尾病院公式 YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=qXy0rRKSSPo
本日 やさしいクリニック 広尾 白金 に来院いただいた佐藤敏秀先生が、図や映像を用いて、治療の考え方を知るための参考資料としてご覧いただけます。
大変分かりやすく、勉強になります。

当院の役割 ― 専門医療につなぐ「前段階」として
当院では、
症状の整理
緊急性の判断
内科的疾患の除外
を行った上で、専門的な評価が必要と判断した場合には、都立広尾病院をはじめとする専門医療機関へご紹介しています。
今回のように、地域連携をはじめとした病院の方々と直接意見交換を行うことは、患者さんにとっても安心につながる大切な取り組みです。
当院から患者さんへのメッセージ
首や腰の痛み、手足のしびれについて、
どこに相談すればいいか分からない
いきなり大病院を受診するのは不安
まずは話を聞いてほしい
そのような場合には、まずは当院でご相談ください。
症状を丁寧に伺い、必要に応じて専門医療へとつなぎます。
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Q&A
Q. 首や腰が痛い場合、すぐ手術になりますか?
A. 多くの場合、まずは保存療法から検討されますが、専門医の判断により、早期手術の提案もございます。
Q. しびれがある場合は危険ですか?
A. 症状の程度や経過によって異なります。急な悪化がある場合は早めの受診が必要です。
Q. どこに相談すればいいか分からない時は?
A. まずは身近な医療機関で症状を整理することが大切です。
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医師監修表記
◼️ 執筆者
大野 安将(おおの やすまさ)/やさしいクリニック 広尾 白金
◼️ 運営主体
医療機関:やさしいクリニック 広尾 白金
標榜科目:内科/皮膚科/アレルギー科/ペインクリニック内科
住所:東京都渋谷区恵比寿2丁目31-3 O-KA building 3F
電話:03-6456-4990
URL:https://yasashii-clinic.jp
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