本日、当院「やさしいクリニック 広尾 白金」に、地方独立行政法人 東京都立病院機構 東京都立広尾病院 整形外科より佐藤 敏秀(さとう としひで)先生と、患者・地域サポートセンター 地域連携グループの澤田 剛(さわだ つよし)様にご来院いただき、打ち合わせを行いました。佐藤先生は、東京都立広尾病院 整形外科にて外傷センター医長として診療に従事されており、専門分野は脊椎疾患および脊椎最小侵襲手術です。本日は、当院からお送りさせていただいている多くの患者様や、地域医療における病診連携などについて、時間をかけて意見交換を行いました。お忙しい中、当院まで足を運んでいただき、直接お話しする機会を頂戴できたことに、心より感謝申し上げます。地域医療において「病診連携」が果たす役割医療機関には、それぞれ異なる役割があります。また、クリニックと総合病院では、設備、診療体制、対応できる範囲が異なります。重要なのは、どこが優れているかではなく、どのタイミングで、どの医療機関につなぐかという視点です。当院は、内科・皮膚科・アレルギー科・ペインクリニック内科を標榜する渋谷区・港区の地域のクリニックとして、体調不良の最初の相談緊急性の有無の判断慢性疾患の管理疾患のスクリーニング検査医といった役割を担っています。一方、東京都立広尾病院は、精密検査専門医による高度な診断保存療法から手術療法までを含む専門的治療を担う、地域の基幹病院です。今回の打ち合わせでは、それぞれの役割を前提とした、より円滑な連携の在り方について実務的な意見交換を行いました。ご予約はこちらから首や腰の痛み、しびれは「よくある症状」だからこそ注意が必要首の痛み、腰の痛み、手足のしびれは、年齢や性別を問わず、多くの方が経験する症状です。そのため、「年のせいだから仕方ない」「しばらく様子を見れば治るだろう」と我慢してしまう方も少なくありません。しかし、これらの症状の背景には、さまざまな原因が隠れている可能性があります。脊椎疾患とは何か― 神経の通り道で起こる変化 ―背骨(脊椎)の中には、脳から続く脊髄や、そこから枝分かれする神経が通っています。この神経が、圧迫される引き伸ばされる炎症を起こすことで、痛みやしびれ、力の入りにくさなどが生じます。代表的な脊椎疾患には、次のようなものがあります。腰椎椎間板ヘルニア椎間板は、背骨と背骨の間でクッションの役割を果たしています。この椎間板が変性・突出し、神経を圧迫すると、腰からお尻、脚にかけて痛みやしびれが出ることがあります。腰部脊柱管狭窄症加齢などにより、神経の通り道である脊柱管が狭くなる状態です。特徴的なのは、歩くと脚がつらくなる少し休むと楽になるといった症状で、「間欠性跛行」と呼ばれます。頚椎椎間板ヘルニア・頚椎症性神経根症首の骨の変化により、神経が圧迫されることで、首の痛み肩や腕、手のしびれ細かい作業がしづらいといった症状が現れることがあります。すべての痛み・しびれが「脊椎疾患」とは限りません重要なのは、症状があっても、必ずしも脊椎疾患とは限らないという点です。内科的な疾患、たとえば、末梢神経障害血流障害代謝異常感染症などが原因となる場合もあります。そのため、最初に症状を整理し、全身的な視点で評価することが大切です。治療は「保存療法」から検討されます脊椎疾患と診断された場合でも、すぐに手術が必要になるケースは多くありません。多くの場合、薬物療法リハビリテーション生活指導注射治療といった保存療法がまず行われます。症状の経過や日常生活への影響を見ながら、治療方針が検討されます。手術療法が検討されるのはどのような場合か保存療法を行っても、痛みやしびれが強く続く日常生活に大きな支障がある神経障害が進行しているといった場合には、専門医の判断のもとで手術療法が検討されることがあります。脊椎内視鏡手術(FESS)について― 都立広尾病院が情報提供している治療法 ―東京都立広尾病院では、全内視鏡下脊椎手術(FESS:Full Endoscopic Spine Surgery)について、公式資料や動画を通じて情報提供が行われています。公開されている一般的な説明では、皮膚切開は約8mm内視鏡を用いてモニターで確認しながら手術を行う術後比較的早期からの歩行が可能とされている健康保険が適用されるといった特徴が紹介されています。「低侵襲手術」という言葉について「低侵襲」という言葉は、身体への負担をできるだけ抑えることを目指した治療を意味します。一方で、すべての方に適しているわけではない病変の状態によっては別の治療法が適する場合もあるという点も重要です。治療法の選択は、専門医が検査結果や症状を総合的に評価した上で行われます。動画で理解する脊椎内視鏡手術東京都立広尾病院では、脊椎内視鏡手術について解説した公式動画を公開しています。▼ 都立広尾病院公式 YouTubehttps://www.youtube.com/watch?v=qXy0rRKSSPo本日 やさしいクリニック 広尾 白金 に来院いただいた佐藤敏秀先生が、図や映像を用いて、治療の考え方を知るための参考資料としてご覧いただけます。大変分かりやすく、勉強になります。当院の役割 ― 専門医療につなぐ「前段階」として当院では、症状の整理緊急性の判断内科的疾患の除外を行った上で、専門的な評価が必要と判断した場合には、都立広尾病院をはじめとする専門医療機関へご紹介しています。今回のように、地域連携をはじめとした病院の方々と直接意見交換を行うことは、患者さんにとっても安心につながる大切な取り組みです。当院から患者さんへのメッセージ首や腰の痛み、手足のしびれについて、どこに相談すればいいか分からないいきなり大病院を受診するのは不安まずは話を聞いてほしいそのような場合には、まずは当院でご相談ください。症状を丁寧に伺い、必要に応じて専門医療へとつなぎます。ご予約はこちらからQ&AQ. 首や腰が痛い場合、すぐ手術になりますか?A. 多くの場合、まずは保存療法から検討されますが、専門医の判断により、早期手術の提案もございます。Q. しびれがある場合は危険ですか?A. 症状の程度や経過によって異なります。急な悪化がある場合は早めの受診が必要です。Q. どこに相談すればいいか分からない時は?A. まずは身近な医療機関で症状を整理することが大切です。ご予約はこちらから医師監修表記◼️ 執筆者大野 安将(おおの やすまさ)/やさしいクリニック 広尾 白金◼️ 運営主体医療機関:やさしいクリニック 広尾 白金標榜科目:内科/皮膚科/アレルギー科/ペインクリニック内科住所:東京都渋谷区恵比寿2丁目31-3 O-KA building 3F電話:03-6456-4990URL:https://yasashii-clinic.jp