FAQ
【FAQ】蕁麻疹 / 突然の赤いぶつぶつ / かゆみ / 腫れ
2026/2/18
結論
・呼吸が苦しい、声がかすれる、唇やまぶたが急に腫れる、ぐったりする等があれば「蕁麻疹」より先にアナフィラキシー等を疑い、救急・緊急受診を優先してください。
・危険サインがなければ、蕁麻疹は「出ては消える膨疹(ぼうしん)」がポイントで、原因は“食べ物だけ”ではなく、体調・感染・薬・物理刺激など多因子です。
・当院は予約メニュー「皮膚科」で相談可能。症状の型(急性/慢性/誘発型)を整理し、最短で再発を減らす設計をします(必要なら内科領域も含めて総合的に判断)。
0)まずはここ:緊急度チェック(Yes/No)
Yesが1つでもある場合は「急いで相談」寄りです。2つ以上、または呼吸症状があるなら救急も含めて優先度が上がります。
□ 息が苦しい/ゼーゼーする/呼吸が速い(Yes/No)
□ 声がかすれる/のどが締め付けられる感じ(Yes/No)
□ 唇・まぶた・舌・顔が急に腫れてきた(血管性浮腫っぽい)(Yes/No)
□ ふらつき/冷や汗/顔面蒼白/意識がぼんやり(Yes/No)
□ 強い腹痛・嘔吐・下痢を伴う(Yes/No)
□ 新しい薬(抗菌薬、解熱鎮痛薬など)を飲み始めた直後〜数日で出た(Yes/No)
□ 食べ物・運動・入浴・飲酒の直後に急に広がった(Yes/No)
□ じんましんが全身に広がり、かゆみが強すぎて眠れない(Yes/No)
□ 38℃以上の発熱や強いだるさがある(Yes/No)
□ 2〜3日以上、毎日くり返す(Yes/No)
□ 6週間以上続いている/週に何度も出る(Yes/No)
□ 妊娠中、基礎疾患(喘息等)あり、症状が強い(Yes/No)
※「息苦しさ」「ショックっぽい症状」がある場合は緊急対応が必要です。
1)蕁麻疹の“定義”と見分けのコツ
蕁麻疹とは?
・赤みを伴う“盛り上がり(膨疹)”が突然出て、数時間以内(多くは24時間以内)に跡形もなく消えることが多い皮膚反応です。
・かゆみを伴うことが多く、同時に深い腫れ(血管性浮腫)を伴うこともあります。
「蕁麻疹っぽい」けど別物かもしれない例
・同じ場所が24時間以上“ずっと赤く痛い/紫っぽい”→蕁麻疹以外の炎症を疑います(受診推奨)
・水ぶくれ、ただれ、口の中の痛み、目の充血を伴う→薬疹など別の評価が必要(早めに受診)
・かゆみより痛みが強い、触ると強く痛い→別疾患を含めて要評価
2)型で整理すると早い:急性/慢性/誘発型
【急性蕁麻疹:6週間未満】
・感染(風邪など)や体調変化、薬、食物などがきっかけになることがある
・ただし原因が特定できないことも多い
・まずは“つらさを下げる”+“悪化因子を減らす”が基本
【慢性蕁麻疹:6週間以上くり返す】
・原因が一つに決まらないことが多く、生活刺激や体調で波が出る
・治療は「抗ヒスタミン薬を基本に、必要に応じて段階的に強化」が標準的考え方
・“続くから重症”とは限らないが、放置するとQOLが落ちるため早めの設計が有利
【誘発型(刺激誘発型)蕁麻疹】
・圧迫、寒冷、温熱、発汗(コリン性)、運動、振動など“刺激”で出る
・きっかけがはっきりしているぶん、対策でコントロールしやすい
・日常の回避策と薬の使い方の組み合わせが鍵
3)当院
・予約メニュー:皮膚科
・支払い:現金/カード
・ご予約はこちらから
FAQ
A. 受診の目安・緊急性
Q1. 蕁麻疹は何科?
A. まずは皮膚科が基本です。症状や背景によって内科・アレルギー領域も含めて整理します。
Q2. 救急に行くべき蕁麻疹は?
A. 息苦しさ、のどの締め付け、声のかすれ、意識がぼんやり、強い腹痛・嘔吐を伴う場合は緊急性が高いです。
Q3. 唇やまぶたが腫れてきた。危ない?
A. 血管性浮腫の可能性があり、呼吸症状が出ると危険です。息苦しさがあるなら救急を優先してください。
Q4. 全身に広がってかゆくて眠れない。受診していい?
A. もちろんです。睡眠が崩れると悪化しやすいので、症状を落として回復に寄せる方が合理的です。
Q5. 1回出ただけで消えた。受診は必要?
A. その後くり返さず軽いなら様子見も可能です。ただし危険サインがあった、また出そう、原因が不安なら相談価値があります。
Q6. 何日続いたら受診?
A. 2〜3日以上くり返す、毎日出る、生活に支障があるなら受診推奨です。
Q7. 6週間以上続くのは“慢性”?
A. 一般に6週間以上くり返す蕁麻疹は慢性として整理されます。
Q8. 発熱もある。蕁麻疹?感染?
A. 感染に伴う蕁麻疹もあります。だるさが強い、発熱が続く場合は感染症も含めて評価します。
B. 原因
Q9. 蕁麻疹の原因って何?
A. 体調変化、感染、薬、食べ物、ストレス、物理刺激など多因子で、原因が特定できないことも少なくありません。
Q10. 「食物アレルギー」ですか?
A. 可能性はありますが、蕁麻疹=食物アレルギーとは限りません。直後に毎回同じ食品で再現するかが大事です。
Q11. 風邪の後に出た。関係ある?
A. あります。感染や体調変化が引き金になることがあります。
Q12. お酒や入浴で悪化する。
A. 血管が広がったり体温が上がったりすると増えることがあります。落ち着くまで控えるのが無難です。
Q13. 運動で出る。
A. 発汗や体温上昇で出るタイプ(コリン性など)の可能性があります。誘因がはっきりしているほど対策が立てやすいです。
Q14. 寒いと出る/温まると出る。
A. 寒冷・温熱など刺激誘発型の可能性があります。きっかけ(氷、冷風、風呂)をメモすると診察が速いです。
Q15. 服のゴムやバッグの紐の跡に出る。
A. 圧迫で出るタイプ(遅延性圧迫蕁麻疹など)を疑います。
Q16. ストレスで出る?
A. ストレスだけが原因とは限りませんが、睡眠不足や体調低下とセットで悪化しやすいです。
Q17. 新しい薬を飲んだ。どうする?
A. 直後〜数日で出たなら薬疹も含めて要評価です。自己判断で続けず、早めに相談してください。
C. これ、蕁麻疹?見分け方
Q18. 蕁麻疹は「出ては消える」って本当?
A. はい。多くは同じ場所が長時間固定せず、移動したり形が変わったりします。
Q19. ずっと同じ場所が赤く痛い。
A. 24時間以上同じ場所が続く場合は別の皮膚炎症を疑います。受診推奨です。
Q20. かゆみが少なく、痛い。
A. 蕁麻疹以外の可能性があります。特に強い痛みや紫斑を伴う場合は評価が必要です。
Q21. 口の中もただれてきた。
A. 薬疹など重症皮膚粘膜疾患の可能性があり得ます。早急に受診してください。
D. 治療(基本の考え方)
Q22. 蕁麻疹の治療の基本は?
A. 標準的には抗ヒスタミン薬が基本で、症状や経過に応じて段階的に調整します。
Q23. ステロイドは飲むべき?
A. 症状の強さや型によります。自己判断で長期使用は避け、必要最小限を医師判断で使うのが安全です(必要性は診察で判断)。
Q24. すぐ治る?
A. 急性は数日で落ち着くことも多いですが、くり返す場合は“再発しにくい設計”が重要です。
Q25. いつ受診すると一番得?
A. まさに出ている時、または写真がある時です。皮疹は消えるので、スマホ写真が診断精度を上げます。
Q26. 検査は必要?
A. 全員に必要ではありません。慢性で長引く、特定の誘因が疑わしい、ほかの症状がある場合に検討します。
E. 自宅でできる対策
Q27. 今すぐできることは?
A. まず冷却(冷たいタオルなど)でかゆみを下げ、入浴・飲酒・激しい運動など“温まる刺激”を一時的に避けます。
Q28. かかない方がいい?
A. かくほど刺激が増えて悪化しやすいです。冷やす、爪を短く、保湿で刺激を減らすのが現実的です。
Q29. 入浴はOK?
A. 症状が強い時は短時間のシャワーが無難です。長湯や熱い湯は悪化しやすいです。
Q30. お酒は?
A. 体が温まり蕁麻疹が増えることがあります。落ち着くまで控えるのが無難です。
Q31. 服装で気をつけることは?
A. 締め付ける服や摩擦は悪化因子になり得ます。ゆるめ・綿素材が無難です。
Q32. 食事で避けるべきものは?
A. 「毎回同じ食品で直後に再現する」場合は要注意です。原因が不明な段階での過剰な除去はおすすめしません(必要なら診察で整理します)。
F. よくある症状別
Q33. 「蕁麻疹 何日で治る」
A. 急性なら数日で落ち着くこともありますが、くり返す場合は原因というより“誘因と体調”で波が出ることがあります。
Q34. 「蕁麻疹 毎日出る」
A. 週に何度も出る状態が続くなら、治療の軸を作ってQOLを守る方が得です。
Q35. 「蕁麻疹 夜だけ」
A. 体温上昇や疲れ、入浴、飲酒などが重なって夜に増えることがあります。夜の行動を一緒に見直します。
Q36. 「蕁麻疹 出たり消えたり」
A. 典型的です。写真を撮っておくと診断が速いです。
Q37. 「蕁麻疹 かゆみが強い」
A. 眠れないほどなら受診推奨です。つらさを落として睡眠を守る方が回復が早いです。
Q38. 「蕁麻疹 顔が腫れる」
A. 血管性浮腫の可能性があります。呼吸症状があれば緊急です。
Q39. 「蕁麻疹 口の中」
A. 口腔粘膜の症状は別評価が必要なことがあります。早めに受診してください。
Q40. 「蕁麻疹 子ども」
A. 多くは急性で改善しますが、呼吸症状・ぐったり・繰り返す場合は早めに相談してください。
G. オンライン診療が向くケース/向かないケース
Q41. オンライン診療が向くのは?
A. 軽症のかゆみ、再診、経過相談、薬の調整などです(写真があると精度が上がります)。
Q42. オンラインより対面が優先なのは?
A. 呼吸症状、顔や喉の急な腫れ、意識がぼんやり、強い腹痛・嘔吐を伴う場合は対面/救急優先です。
Q43. オンラインで始めて途中で来院に切り替えられる?
A. あります。安全とスピード優先で切替を提案します。
H. 再診の目安
Q44. 薬を飲み始めたのに改善しない。
A. 早めに再相談を。蕁麻疹は“合う設計”に寄せるほど改善が早いです。
Q45. いったん良くなったのに再燃した。
A. 誘因(入浴・飲酒・睡眠不足・感染)を確認し、再発予防の設計を組み直します。
Q46. 同じパターンを何度も繰り返す。
A. 慢性の枠組みで整理し、生活刺激と治療の両輪でコントロールします。
I. 受診前に準備するもの
Q47. 何をメモすべき?
A. 「いつから」「出る時間帯」「消えるまでの時間」「誘因(食事/運動/入浴/薬)」「写真」「発熱・腹痛・呼吸症状」です。
Q48. 皮疹が消えたら受診できない?
A. できます。写真があれば十分評価できます。むしろ“消える”のが蕁麻疹らしさなので、写真が強いです。
Q49. 受診で何が決まる?
A. ①緊急性(アナフィラキシー否定)②蕁麻疹の型 ③誘因と再発対策 ④治療の段階、の順で整理します。
J. 薬・市販薬(OTC)で迷いがちなところ
Q50. 市販の抗ヒスタミン薬を飲んでもいい?
A. 軽症なら選択肢ですが、眠気など副作用が出ることがあります。症状が強い・くり返すなら医療用で最短設計した方が早いです。
Q51. 眠くなる薬が不安。
A. 眠気の出やすさは薬で差があります。生活スタイル(運転の有無など)を伝えると調整しやすいです。
Q52. かゆみが強くて夜に眠れない。どうする?
A. 夜の睡眠を守るのが最優先です。症状を落とす治療設計に寄せるほど回復が早いです。
Q53. 何日くらい薬を飲む?
A. 急性は短期間で落ち着くこともありますが、再燃する場合は“波が出ない期間”を作ってから減らす方が結果的に早いことがあります(具体は診察で調整)。
Q54. 薬をやめたらまた出た。
A. 典型的です。原因が残っているというより、体調や刺激で再燃しやすい状態が続いている可能性があります。段階的に調整します。
Q55. 解熱鎮痛薬(痛み止め)で蕁麻疹が出ることは?
A. 一部の薬で誘発されることがあります。新規内服後に出た場合は自己判断で続けず相談してください。
K. アナフィラキシーの不安について
Q56. 蕁麻疹があるとアナフィラキシーになりますか?
A. 多くは蕁麻疹だけで収まります。ただし呼吸症状、のどの違和感、ショック症状、強い消化器症状が加わると緊急性が上がります。
Q57. どの症状が出たら“危ない”の目安?
A. 「息苦しさ」「声のかすれ」「意識がぼんやり」「繰り返す嘔吐」「急な血圧低下っぽさ(冷や汗・ふらつき)」は要注意です。
Q58. 食物で出たかもしれない。次にどうする?
A. 直後(多くは数分〜数時間)に毎回同じ食品で再現するかが重要です。再発時の行動(受診・緊急判断)を含めて設計します。
Q59. エピペンが必要な人って?
A. 既往やリスクで判断されます。アナフィラキシーは急激に悪化することがあるため、リスクが高い人は医師と計画を立てます。
Q60. “時間が経ったから大丈夫”でいい?
A. アナフィラキシーは急に悪化することがあるため、症状が残るなら早めの受診が推奨されます。
L. 慢性(6週間以上)になったときの考え方
Q61. 慢性になると“治らない”ですか?
A. いいえ。慢性でもコントロールは可能で、標準的治療の考え方に沿って段階的に調整します。
Q62. 原因を全部調べた方がいい?
A. やみくもな検査は効率が落ちます。症状の型・誘因・併存症状から必要な範囲を絞る方が合理的です。
Q63. 生活でできる再発予防は?
A. 睡眠不足、過労、温まる刺激(長風呂・飲酒)、強い摩擦や圧迫を減らすだけでも波が小さくなることがあります。
Q64. 仕事中に急に出て困る。
A. 「出る時間帯」「会議・運動・移動・入浴・飲酒」などの前後関係を見える化すると対策が立てやすいです。写真とメモが強い武器になります。
Q65. 妊娠中・授乳中でも相談できますか?
A. できます。時期によって選べる薬が変わるため、自己判断で我慢せず安全な選択肢を整理します。
Q66. 同じ場所が毎回“紫っぽく”残る。
A. 蕁麻疹は基本的に跡を残さず消えることが多いので、色素沈着や痛みを伴う場合は別の炎症も含めて評価します。
まとめ
蕁麻疹は「出ては消える膨疹」が基本。
呼吸症状、のどの違和感、意識変容、強い消化器症状があれば緊急。
唇・まぶたの腫れは血管性浮腫の可能性がある。
原因は食べ物だけでなく、感染・薬・刺激など多因子。
6週間以上続く場合は慢性として整理する。
治療の基本は抗ヒスタミン薬で、段階的に調整する。
温まる刺激(入浴・飲酒・運動)は一時的に悪化因子になり得る。
写真があると診断が速い(消える皮疹ほど写真が重要)。
オンラインは軽症・再診向き、危険サインは対面/救急優先。
予約メニューは「皮膚科」。
執筆者・監修者・運営情報
◼️ 執筆者
大野 安将(おおの やすまさ)
◼️ 監修者
鈴木 崇文(すずき たかふみ)
麻酔科専門医
やさしいクリニック 広尾 白金
日本麻酔科学会 所属
日本内科学会 所属
日本集中治療医学会 所属
日本心臓血管麻酔学会 所属
◼️ 運営主体
診療所名:やさしいクリニック 広尾 白金
標榜科目:内科 皮膚科 アレルギー科 ペインクリニック内科
住所:〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2丁目31-3 O-KA building 3F
URL:https://yasashii-clinic.jp
◼️ 最終更新日
2026年2月18日
◼️ 免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断や治療の代替にはなりません。症状がある場合は必ず医師にご相談ください。記事の内容は執筆・監修時点の最新情報に基づいています。
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