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コラム

【FAQ】生活習慣病・健康診断で「血圧・コレステロール・血糖など」が引っかかったら(受診目安・検査・治療・生活)

2026/2/18

結論

・健診の「軽い異常」は、“今すぐ重病”ではなく「将来の心筋梗塞・脳卒中・腎臓病の確率が上がるサイン」です。早めに整えるほど、薬が少なくて済みます。

・判断は「数字1個」ではなく、再検(測り直し)+全体のリスク(年齢・喫煙・家族歴・腎機能など)で決めるのが安全です。

・当院は予約メニュー「内科」で相談可能。オンラインでの結果相談も対応し、必要なら対面で検査・治療へスムーズに繋げます(支払い:現金/カード)。


0)受診チェックリスト(Yes/No)

Yesが1つでもあれば「放置より受診が得」。2つ以上なら優先度が上がります。

  1. □ 健診で「受診勧奨(要受診)」と言われた(Yes/No)

  2. □ 収縮期血圧が140以上、または拡張期血圧が90以上だった(Yes/No)

  3. □ LDL(悪玉)コレステロールが140以上、またはHDL(善玉)が39以下だった(Yes/No)

  4. □ 空腹時血糖が126以上、またはHbA1cが6.5%以上だった(Yes/No)

  5. □ 血糖・脂質・血圧のどれかが、去年より悪化している(Yes/No)

  6. □ 喫煙している(または直近でやめた)(Yes/No)

  7. □ 家族に心筋梗塞・脳卒中・糖尿病がいる(Yes/No)

  8. □ いびき・日中の眠気が強い(睡眠時無呼吸が心配)(Yes/No)

  9. □ 胸痛・息切れ・むくみ・強いだるさがある(Yes/No)

  10. □ 薬を始めるのが怖くて、放置しそう(Yes/No)

※特定健診の「受診勧奨判定値」には、血圧(140/90)、LDL(140)、HbA1c(6.5)などが示されています。 
※高血圧の診断は、診察室血圧140/90以上に加え、家庭血圧の平均が135/85以上も基準として扱われます。 


1)血圧・脂質・血糖が高い

【血圧が高い(高血圧)】
・診察室140/90以上、家庭血圧135/85以上が目安(複数回で判定)。 
・放置すると脳卒中・心不全・腎機能低下のリスクが上がる。 
・まずは測り直し+家庭血圧で“本当に高いか”を確定する。

【脂質が高い(脂質異常症)】
・LDL高値、HDL低値、中性脂肪高値は動脈硬化リスクに関係。 
・治療は「LDLを下げる」だけでなく、喫煙・血圧・糖代謝もまとめて管理するのが基本。 
・家族性高コレステロール血症など“体質”が混ざることもある。 

【血糖が高い(糖尿病/境界型)】
・空腹時血糖やHbA1cで評価し、再検で確認する。 
・薬より先に、体重・食事・運動・睡眠の調整で改善する人も多い。
・低血糖リスクなども含め、治療目標は年齢や状態で個別化される。 


2)当院

・予約メニュー:内科
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FAQ

A. 健康診断で引っかかった(まず何をすればいい?)

Q1. 「要再検査」と「要受診」って何が違う?
A. ざっくり言うと、要再検査は“測り直して確かめる”、要受診は“医療機関で評価・管理が必要な可能性が高い”です(健診機関の判定基準にもよります)。 

Q2. 1回だけ数値が高いのは気にしなくていい?
A. 気にしないのは危険で、正しくは「測り直して本当か確認」が正解です。血圧は特に日内変動が大きいので家庭血圧が役立ちます。 

Q3. 症状がないから放置していい?
A. 生活習慣病は“症状が出る頃には進んでいる”ことが多いので、症状がないうちに整える方がコスパが良いです。

Q4. 健診結果はいつ受診するのがベスト?
A. 目安は「結果が出たら1か月以内」。先延ばしにするほど生活が戻り、次の健診まで放置が起こりやすいです。

Q5. 何を持っていけばいい?
A. 健診結果の紙(全部)、過去の健診、服薬中の薬、家族歴(心筋梗塞/脳卒中/糖尿病)だけで十分です。


B. 血圧(高血圧)のFAQ

Q6. 健診で血圧が140/90以上だった。高血圧確定?
A. 1回で確定はしません。別日で複数回測り、家庭血圧(平均135/85以上)も含めて判定します。 

Q7. 家で測る血圧って本当に必要?
A. 必要です。家庭血圧の方が実態に近いことがあり、判定でも優先されるとされています。 

Q8. 血圧が高いと何が怖い?
A. 脳卒中、心不全、腎機能低下のリスクが上がるため、早めの管理が推奨されます。 

Q9. すぐ薬になる?
A. 数値と全体のリスク次第です。まず生活改善+家庭血圧の評価をし、必要なら薬で合併症リスクを下げる方向になります。 

Q10. 減塩ってどのくらい効く?
A. 個人差はありますが、食塩摂取量は血圧に影響しやすく、生活改善の柱です(具体プランは診察で落とします)。 

Q11. “白衣高血圧”って何?
A. 医療機関でだけ高く、家庭では正常なパターンです。だから家庭血圧が大事です。 


C. コレステロール(脂質異常症)のFAQ

Q12. LDLが140以上と言われた。すぐ薬?
A. すぐとは限りません。動脈硬化リスクは「LDLだけ」では決まらず、喫煙・血圧・糖代謝などを含めて総合評価します。 

Q13. HDLが低い(39以下)。どうすれば?
A. 禁煙、運動、体重管理で上がりやすいことがあります。数字の背景(生活・体質)を整理します。 

Q14. 中性脂肪が高いのは何が原因?
A. 食事(糖質・アルコール)、体重増加、運動不足などが関係しやすいです。健診基準でも評価項目として扱われます。 

Q15. 家族性高コレステロール血症(FH)が心配。
A. 若い頃からLDLが非常に高い、家族に早発の心筋梗塞がいる場合は疑います。動脈硬化ガイドラインでも重要項目です。 


D. 血糖(糖尿病/境界型)のFAQ

Q16. HbA1cが6.5%以上だった。糖尿病?
A. 糖尿病が強く疑われますが、診断は再検・追加検査で確定します。健診の受診勧奨判定値にも挙がります。 

Q17. 空腹時血糖が100〜125。これは何?
A. 境界型(糖尿病予備群)を疑う範囲です。放置より「体重・食事・運動」を先に整えると将来の糖尿病リスクを下げやすいです。 

Q18. 糖尿病って何が怖い?
A. 目・腎臓・神経の合併症、心筋梗塞・脳卒中のリスクが上がる点です。だから“症状がないうち”の管理が重要です。 

Q19. 薬は一生?
A. 生活改善で減薬できる人もいます。目標や薬の選び方は年齢や低血糖リスクなどで個別化されます。 


E. 「どんな検査をするの?」(当院での基本セット)

Q20. 受診したらまず何を確認する?
A. ①測り直し(血圧・採血)②腎機能(eGFRなど)③脂質・血糖の再評価④生活(食事/運動/睡眠/飲酒/喫煙)をセットで確認します。 

Q21. 血圧は何回測る?
A. 1回で決めません。別日測定や家庭血圧を組み合わせ、平均で判断します。 

Q22. 尿検査は必要?
A. 糖や蛋白、腎臓の状態の手がかりになるため有用です(健診での異常があれば特に)。

Q23. 心電図や胸部レントゲンは必要?
A. 症状やリスクで判断します。息切れ・胸痛・むくみがある場合は優先度が上がります。


F. 生活改善

Q24. 何から変えるのが一番効く?
A. 多くの人に効く順は「体重(腹囲)」「飲酒」「塩分」「運動」「睡眠」です。

Q25. 食事は糖質制限が正解?
A. 正解は一つではありません。血糖・脂質・体重のどこを最優先するかで最適解が変わるので、個別に診察して診療方針をお伝えします。

Q26. 運動はどのくらい?
A. “続づけること”が大切です。最初は週2〜3回の軽い運動でも、血圧・血糖・脂質に良い方向へ働きやすいです。

Q27. 睡眠時無呼吸と生活習慣病は関係ある?
A. 関係します。いびき・日中の眠気が強い人は、血圧や代謝に影響し得るため評価価値があります。

Q28. 肥満外来って何をするの?
A. 体重だけでなく、血糖・脂質・血圧の改善を“同時に”診療して方針を一緒に考えます。


G. 薬のよくある不安

Q29. 「薬は最後の手段」にしたい。
A. その考えは自然ですが、薬は“負け”ではなく合併症リスクを下げる手段です。必要な期間だけ賢く使う方が、将来の損失が小さくなります。

Q30. 副作用が怖い。
A. だからこそ、最小限の用量から始め、採血や症状でモニタリングします。自己判断の中断が一番リスクです。

Q31. サプリで代用できる?
A. 補助になることはありますが、受診勧奨レベルの数値をサプリだけで安全域に戻すのは難しいことが多いです。


H. 会社員の仕事と健康の両立

Q32. 忙しくて通えない。どうすれば?
A. まずオンラインで「何を優先すべきか」「再検の段取り」を決めると無駄が減ります。必要な時だけ対面に寄せます。

Q33. 健診結果の説明をしてほしいだけでもOK?
A. OKです。数字の意味と、次の一手(再検か治療か、何をいつやるか)を決めるだけで価値があります。

Q34. 産業医や会社に提出する書類は?
A. 内容次第で対応します。


I. 数字の読み方(健診でよく出る項目)

Q35. LDL・HDL・中性脂肪・Non-HDLって何が違う?
A. LDLは動脈硬化に関わりやすい指標、HDLは低いとリスクが上がりやすい指標、中性脂肪は食事や飲酒の影響を受けやすい指標です。Non-HDLは「総コレステロール−HDL」で、LDL以外の動脈硬化性リポ蛋白も含めた目安として扱われます。 

Q36. 「食後採血だから脂質が高い」ってあり得る?
A. あり得ます。特に中性脂肪は食後で上がりやすいので、空腹時採血かどうかを確認し、必要なら条件を揃えて再検します。 

Q37. HbA1cって何を表している?
A. ざっくり「ここ1〜2か月の平均的な血糖の状態」の目安です。治療目標や管理の考え方はガイドラインで個別化が重視されています。 

Q38. eGFRが60未満と言われた。腎臓が悪い?
A. 可能性があります。特定健診の受診勧奨判定値でもeGFRは扱われており、低下が続く場合は医療機関での管理が推奨されます。 

Q39. AST/ALT/γ-GTPが高いのは生活習慣病?
A. 脂肪肝(代謝関連脂肪性肝疾患)や飲酒、薬剤などが関係することがあります。健診の判定値でも肝機能項目が示されており、継続高値なら評価します。 


J. 家庭血圧の「正しい測り方」

Q40. 家庭血圧はいつ測る?
A. 基本は「朝(起床後・排尿後・朝食前・薬前)」「夜(就寝前)」に、座って1〜2分安静後に測り、数日〜1週間の平均で評価します(家庭血圧が重要とされています)。 

Q41. 片腕だけ測ればいい?
A. まずは両腕で差がないか確認し、以後は同じ腕で統一すると推移が追いやすいです。

Q42. “測るたびに違う”のは異常?
A. 異常というより普通です。大事なのは単発値ではなく平均と傾向です。 


K. 治療の考え方

Q43. 生活改善だけでどこまで戻せる?
A. 体重が落ちると血圧・脂質・血糖がまとめて改善する人が多いです。ただしリスクが高い場合は、生活改善と同時に薬で守る方が合理的です。 

Q44. 「薬を飲み始めたら負け」では?
A. 負けではなく、将来の心筋梗塞・脳卒中・腎不全の確率を下げるための道具です。必要性はリスクで決まります。 

Q45. 数値が良くなったら薬はやめられる?
A. 体重や生活が改善しているなら減薬できるケースもあります。自己判断の中断ではなく、段階的に調整します。


L. よくある勘違い

Q46. 「LDLが高い=油ものをやめればOK」?
A. それだけでは不十分なことが多いです。脂質は体質(遺伝)や肝臓の産生も関わり、総合リスク管理が基本です。 

Q47. 「血圧は年齢のせい」?
A. 年齢で上がりやすくはなりますが、放置すると合併症リスクが上がるため、家庭血圧で実態を把握し管理する価値があります。 

Q48. 「糖尿病は甘いものを食べた人の病気」?
A. 食事だけでなく、体質、体重、筋肉量、睡眠、ストレス、運動などの組み合わせで起こります。 

Q49. 「サウナで汗をかけば血圧や血糖が下がる」?
A. 一時的に変動しても、長期の管理は別物です。安全に続く生活改善(体重・塩分・運動・睡眠)が大切です。


M. こんな人は早めのご受診を

Q50. 忙しい会社員で、数字が全部ギリギリ。
A. ギリギリの時期が一番戻しやすいです。オンラインで“やること3つ”に絞って、まず1か月だけ本気で整えると結果が出やすいです。

Q51. いびき+高血圧っぽい。
A. 睡眠時無呼吸が関与することがあるため、評価価値があります。

Q52. 体重が増えて、血圧/脂質/血糖が全部悪化している。
A. これは「体重を落とすと全部戻る」可能性が高いパターンです。


N. メタボ・尿酸・その他

Q53. メタボ(腹囲)ってそんなに重要?
A. 重要です。腹囲が増えると血圧・脂質・血糖がまとめて悪化しやすく、生活改善の優先順位が上がります。

Q54. 尿酸が高いと言われた。痛風が怖い。
A. 尿酸は体質と生活(飲酒、体重、脱水、食事)の影響を受けます。発作がある/腎機能が悪い/数値が高い場合は内科で評価します。

Q55. お酒はどれくらいならOK?
A. 「ゼロが正義」とは限りませんが、血圧・中性脂肪・体重に影響しやすいので、数字が悪い間は“量と頻度の見える化”が先です。 

Q56. タバコは脂質や血圧にも関係ある?
A. 関係あります。動脈硬化リスクは総合評価が基本で、喫煙は強いリスク因子として扱われます。 

Q57. 次はいつ再検すればいい?
A. 受診後は、方針次第で「数週間〜3か月」で再評価することが多いです。放置して1年後だと“悪化して戻しにくい”が起きがちです。


O. 今日からやること

  1. 家庭血圧を朝夜で記録(できれば5〜7日) 

  2. 体重(できれば腹囲)を毎日同じ条件で測る

  3. 飲酒日と量、間食、歩数(スマホでOK)を“見える化”する
    → この3点だけで、診察で原因が当たりやすくなり、改善プランが一気に現実的になります。

Q58. 血圧計は手首でもいい?
A. 手首式は姿勢でブレやすいことがあるため、迷うなら上腕式が無難です。大事なのは「同じ条件で続けて測る」ことです。

Q59. 減塩って何を減らすのが効く?
A. 塩そのものより「汁物」「麺類のスープ」「加工食品(ハム・練り物)」「外食のタレ」が効きやすいです。まず“汁を残す”が最速です。

Q60. 脂質の薬(スタチンなど)が怖い。
A. 不安は当然なので、必要性(リスク)と副作用の頻度・モニタリング方法をセットで説明し、納得ベースで調整します。 

Q61. 一番もったいないのは?
A. “不安だから放置”です。放置はリスクだけ増やします。ご相談だけでも大丈夫なのでお気軽にご来院ください。


参考情報(公的・学会中心)

・厚生労働省:特定健診「受診勧奨判定値」(血圧、脂質、血糖など) 
・日本高血圧学会:一般向け 高血圧治療ガイドライン2019 解説冊子(診察室140/90、家庭135/85 等) 
・日本動脈硬化学会:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版 
・Minds(JCQHC):糖尿病診療ガイドライン2024(最新版情報) 


まとめ

  1. 健診異常は“将来リスクのサイン”。早期介入ほど薬が少なくて済みやすい。

  2. 特定健診の受診勧奨判定値に、血圧140/90、LDL140、HbA1c6.5などがある。 

  3. 高血圧は診察室140/90以上、家庭血圧135/85以上が目安(複数回で判定)。 

  4. 家庭血圧は判定で重要で、実態に近いことがある。 

  5. 脂質管理はLDLだけでなく、血圧・糖代謝・喫煙などの総合リスク管理が基本。 

  6. 若年からLDLが非常に高い場合は家族性高コレステロール血症も考える。 

  7. HbA1cや血糖の高値は再検で確認し、治療目標は個別化される。 

  8. 生活改善は「体重・塩分・飲酒・運動・睡眠」を仕組み化すると続きやすい。

  9. いびき/眠気が強い人は睡眠時無呼吸が血圧・代謝に影響し得るため評価価値がある。

  10. 予約メニューは「内科」。


執筆者・監修者・運営情報

◼️ 執筆者
大野 安将(おおの やすまさ)

◼️ 監修者
鈴木 崇文(すずき たかふみ)

  • 麻酔科専門医

  • やさしいクリニック 広尾 白金

  • 日本麻酔科学会 所属

  • 日本内科学会 所属

  • 日本集中治療医学会 所属

  • 日本心臓血管麻酔学会 所属

◼️ 運営主体
診療所名:やさしいクリニック 広尾 白金
標榜科目:内科 皮膚科 アレルギー科 ペインクリニック内科
住所  :〒150-0013 東京都渋谷区恵比寿2丁目31-3 O-KA building 3F
URL  :https://yasashii-clinic.jp

◼️ 最終更新日
2026年2月18日

◼️ 免責事項
本記事は一般的な医療情報の提供を目的としており、診断や治療の代替にはなりません。症状がある場合は必ず医師にご相談ください。記事の内容は執筆・監修時点の最新情報に基づいています。

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